中学放送部のラジオ番組「春日山原始林へ行こう！」【制作責任者・榮育美さん（中３）】が、第３３回ＮＨＫ杯全国中学校放送コンテストのラジオ番組部門で全国大会決勝に進出、優良賞を受賞しました。
同部門には、都道府県大会を勝ち抜いた６８作品が参加、そのなかから放送部の作品は上位１２作品に入り、８月１８日に東京の千代田放送会館で行われた決勝大会に進みました。

作品では、今年から制定された８月１１日の「山の日」にちなみ、「春日山原始林を未来へつなぐ会」が主催するグリーンエコツアーに参加して、春日山原始林を取材。市街地のすぐ近くに広がる貴重な森であることを伝えるとともに、外来種の増加や、ナラ枯れによって森が深刻な影響を受けている現状など、様々な問題な起こっていることを紹介して、原始林の大切さを訴えました。

制作には榮さんのほか、中学２年生、３年生の放送部員が参加、実際に春日山を歩いて取材をしました。鳥のさえずりやせせらぎの音も取り入れて、ラジオ番組であるにもかかわらず、森の雰囲気をうまく表現できていたと審査員からも高く評価されています。
榮さんは「こんなに大きな賞をもらえてびっくりしました。春日山の素晴らしさを知ってほしいと思って番組を作りました」と話しています。

中学放送部の決勝進出は今回が初めて。来年も東京に行こうと、次の番組作りに取り組んでいます。