校内ニュース・トピックス
2011.07.22
目指せ、未来の科学者! 「化学実験」体験講座の研究成果を学会で発表
高校女子特進コースの2・3年生11名が6月17日、大学コンソーシアム大阪で開催された「第15回ESR(電子スピン共鳴分光)フォーラム研究会」(共催:日本化学会ほか)で食品・化粧品・繊維をテーマにした化学実験について3つのポスターセッション発表を行った。
研究会への参加は、昨年度に引き続き今年で3年目。大学教員や大学院生の研究発表が十数件行われる中、唯一の高校生による研究発表ということもあり、研究者や企業関係者約80名が興味深そうに、入れ替り立ち代り訪れた。
女子特進コースでは、3年前から高大連携事業として奈良教育大学と「化学実験」体験講座を行っている。理系志望の生徒たちを中心に、大学施設で行う実験を通じて大学進学へのモチベーションや学習意欲を高めることを目的としている。また、本講座は、文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)が実施するサイエンス・パートナシップ・プロジェクト(SPP)事業に採択され、支援を受けている。
(→「化学実験」体験講座のリーフレットはこちら)
11名は、奈良教育大学で分子の構造や電子状態などを調べる分析装置の一つである「ESR」法を使った研究・実験の体験を計8回行った。その結果をまとめ、研究会での発表に至った。この3年間の取組み内容は、専門の学会誌や奈良教育大学の紀要にも掲載されている。