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中学校 イベント
中3男子50キロ遠足(御在所岳登山)を実施しました

10月24日(木)から25日(金)にかけて、男子生徒による恒例の「50キロ遠足」を実施しました。今回は、花崗岩の奇岩でも知られる御在所岳(三重県)への登山に挑戦。実際の歩行距離は約15キロ強でしたが、急な標高差と大きな傾斜、そして岩や木の根が多い足元に苦戦し、心身ともに鍛えられる遠足となりました。
登山初日の夜は、宿舎で生徒たち自身による飯盒炊爨とカレー作りに挑みました。
火加減や水加減の難しさに、ご飯は少し焦げ、カレーはシャバシャバになってしまうハプニングも。しかし、生徒たちは「自分たちで作ったものはおいしかった」と、仲間と協力して作り上げた喜びを味わうことができました。普段の生活から離れ、お風呂や宿舎での自由時間など、友達と普段しないことを一緒にできたことも大切な思い出となりました。
2日目は朝から霧が立ち込める天候となりました。「ある高度を超えたところで急に霧が出て寒くなり、山の天気が変わりやすいのを実感した」と、自然の厳しさと素晴らしさを肌で感じながら登頂を目指しました。
足元に気を配り、声を掛け合いながら歩を進めた結果、全員が無事に登頂を達成。山頂から見下ろす景色や澄んだ川の水に感動するとともに、生徒からは大きな達成感の声が聞かれました。
「登頂まで、友達と協力して乗り越えるのは楽しかった。これは、自分の力でのぼったからこそ感じられるものだと思った。」
「止まったり歩いたりをちょっとずつ繰り返すより、ゆっくりでいいから歩いている方が疲れにくいことが分かった。」
「いつでも好きな量の水を飲めるという日常のすごさにも気づいた。」
この遠足は、単に山を登るだけでなく、友達との協力、自炊の難しさ、自然の雄大さ、そして体力と精神力の限界を超える貴重な経験となりました。生徒たちは、この経験を通じて、大きく成長したことと思います。














