田んぼプロジェクト 田植えから収穫まで。無農薬・無肥料で挑む学びと体験

田んぼプロジェクトは2020年から始動し、今年で6年目です。
このプロジェクトは無農薬、無肥料、完全手作業の稲作体験を実施し、「田植え」から「収穫」までを実地で行い、農業に対する理解を深め、また、協力いただく地域の方々との交流を通じて食文化や社会における農業の現状などの学習を進める体験型学習プログラムです。奈良県明日香村の国営飛鳥歴史公園キトラ古墳地区の田んぼで活動させていただいています。

今年は中学1年生から高校2年生までの31名の参加者が集まりました。活動の様子をご紹介します。

<田植え>
今年は初参加の生徒が多く、初めての田植え作業にハラハラドキドキ。田んぼに入り、泥に触れて「きゃー」、オタマジャクシを見て「きゃー」と元気な声が聞こえます。でも不思議なもので、次第に田んぼに順応していきます。気づけば黙々と田植えをする参加者たち。みんなで協力すればあっという間に田植え完了です。
田んぼプロジェクトで育てるのは「神丹穂(かんにほ)」という古代米(赤米)。見た目は普通のお米の稲と変わりませんが、秋になると真っ赤に染まります。(乞うご期待)

<除草>
キトラの田んぼは、無農薬なので、里の生き物にとっては天国のような環境です。
たった1ヶ月で、たくさんの雑草が生えていました。稲が大きく育つように、雑草を丁寧に取り除いていきます。炎天下での除草作業。「農薬使えばこの作業はないねん」と農家さんに言われ、葛藤する生徒たち。実体験することで、いろいろと考えさせられます。作業の後は、みんなで輪になって様々な話をします。旬の野菜を聞いたり、お米の価格問題について聞いたり。話題は尽きません。

<赤しそジュース>
稲穂が赤く染まる9月にキトラ古墳の田んぼでは「古代稲を愛でる会」というイベントが開催されます。私たちはここで探究活動の発表を行ってきました。
毎年作っている古代米を使って何かできることはないかと考え、今年は古代米と赤しそを使ったジュースを提供することにしました。とはいえ、そっち方面は初心者だらけのプロジェクトメンバー。そこで帝塚山大学の食品栄養学科に協力を依頼して、大学の先生やゼミ生に教わりながら、赤しそと古代米を使ったジュースのレシピ開発を行いました。そのレシピをもとに飲食店に依頼して、ジュースにしていただきます。
2025年9月15日(月)のイベントで提供予定です。

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