帝塚山中学校・高等学校 学校生活

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行事紹介

2020.05

在校生へのメッセージ(5月7日学校長より)


 3月2日からの休校も、政府からの大阪府などへの緊急事態宣言を受け、4月6日に始業式、入学式などを中止し4月18日まで休校としました。またその後、緊急事態宣言が全国に拡大され、5月6日まで休校を延長しました。さらに、5月4日に緊急事態宣言の延長が出され、現在5月31日まで休校を延長しています。


 このような不安定な中、皆さんはどのように過ごしているのでしょうか?私は、今回のコロナウイルスとの戦いの中で、人間にはすごい適応力があると考えるようになりました。皆さんも今は休校に慣れ、自分の生活をある程度構築していると思います。いつまでも不便なことに不満を言っても仕方のないことと考えられる人もいると思います。また、与えられることにも限界があります。最後には、自分でなんとかするしかないと思います。


 3点お話をしたいと思います。


 1つ目は、今、皆さんの生活だけでなく、日本中の生活が大きく変わりました。家庭で暮らすことが多くなったということもその一つです。不要不急の外出を避け、その中で健康維持のため、散歩やランニングを取り入れている人が多くなっています。学習も与えられることから、求めるスタイルになっている人も多くなっていると思います。これらは、自分でなんとかしたいという自発的な行動の表れです。大事にしたいところです。


 2つ目は今という時間はなんらか意味のある時間です。過去と比べたり、未来に脅かされる時間ではありません。学校が再開できないからできないこともあるでしょうが、家庭で長く居られる今だからこそできることもあります。今何ができるかを考えましょう。そう難しいことではありません。家庭の中にあなたができる色々な仕事や役割があります。外に出ていたらできないことばかりです。


 3つ目は5月11日から、時間割に沿った学習が始まります。生活をリズムよく、正しく整えるために設けました。基本的には学校の時間割に合わせて学習をすることです。この時間割の向こうにはたくさんの仲間がいます。同じ時間にみんなが学んでいることをイメージしましょう。皆さんは一人ではありません。多くの仲間がいます。帝塚山中学校高等学校の一員として繋がっています。


 最後に、今は辛抱の時です。皆さんの行動が、自分を守り、多くの人の命を守っていることになります。


学校長 池辺政人


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