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高校2017.07.03

高校放送部 全国大会出場へ (第64回NHK杯全国高校校放送コンテスト奈良県大会で大活躍)

611日(日)、奈良県立王寺工業高校で第64NHK杯全国高校放送コンテスト奈良県大会がありました。放送部からはアナウンス部門に矢追智子さん(3年)、朗読部門には関彩里さん(3年)、榮育美さん(1年)が出場し、またラジオドキュメント部門には「今が青春」を出品しました。


コンテストの結果、アナウンス部門の矢追智子さん、朗読部門の榮育美さんが、それぞれ優良賞を受賞。また関彩里さんが制作したラジオドキュメント「今が青春」が優秀賞を受賞しました。


矢追さんは、今年12月に十年ぶりとなる海外演奏旅行を計画しているギターマンドリン部を取り上げました。マンドリンになじみがない中国圏のでのホームステイは初めてのことで、少し不安があるなか、リーダーを務める高校二年生の猶原由梨さん(指揮者)と荒川愛さん(部長)は、すばらしい演奏旅行にするためがんばっている様子を伝えるニュースです。いっぽう榮さんは川端康成の『掌の小説』より[ざくろ]を朗読しました。個人部門入賞者の大半を高校3年生が占める中、榮さんは1年生でありながら、全国大会出場を決めました。審査員の先生方からも「読みがしっかりしている。これからが楽しみな逸材だ」と、高い評価を受けています。


ラジオドキュメント「今が青春」は、奈良市立春日中学校の夜間学級と、そこで学んでいる生徒たちを取り上げたドキュメント作品です。夜間学級は、戦争や差別、貧困のため学齢期に学校を通えず、読み書きができない人たちや、中国残留日本人孤児とその家族の方々のように、日本語が十分に使えず生活に支障がある人たちが学ぶ学校です。昨年末から約半年間にわたり、取材を続けてきました。取材を通じて知り合った方々の声をしっかり受け止めている点が高く評価されました。番組について、関さんは、「学びの機会を奪われた人たちが、大人になってから学校に行くことはとても大変なことだと思いますが、みなさん、すごく熱心に勉強されていました。私たちにとって、学校にいくこと、勉強をすることは、当たり前のことになってしまっていて、深く考えることもないけど、今回の取材、番組制作を通して、学びへの姿勢を考え直さないといけないなと思いました。また夜間学級の先生方もすごく熱心で、学びが色々な人たちの支えで成り立っていることを知りました。私たちの学校生活も色々な人の支えで成り立っていると思うと、感謝でいっぱいです。」と話していました。


矢追さん・榮さん・関さんの3人は、724日から727日まで、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターおよびNHKホールで開催される第64NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会に出場します。

トピックス写真1

全国大会出場を決めた高校放送部

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