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高校2017.08.08

高校放送部、ラジオ番組制作で全国第5位

放送部が制作したラジオドキュメント作品「今が青春」【制作責任者・関彩里さん(高3)】が、64回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会で第5位、優良賞を受賞しました。

64回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会は、724日から27日まで東京の国立オリンピック記念青少年総合センター、NHKホールで開催され、放送部はアナウンス・朗読・ラジオドキュメントの各部門に1作品・2人が出場しました。今回で11年連続の全国大会出場となります。このうち、放送部が制作したラジオ番組「今が青春」は、準々決勝を突破して準決勝に進出。そして審査の結果、全国第5位、優良賞を受賞しました。


この番組は、来年
40周年を迎える奈良市立春日中学校の夜間学級を取材した作品です。夜間学級は、貧困・差別・戦争などのために学齢期に学校に行けなかった人たちが、学び直しをするために設けられた学校です。字が書けない、読めないために苦労を重ねてこられた人たちが、「生きるために」必死に学習し、先生方もそれをしっかり支えていく。そんな「学びの原点」が夜間学級にはあります。夜間学級を取材することで、学校とは何か、学ぶとは何かということを考える番組です。


制作にあたった関さんは、「こんなに大きな賞をもらえて嬉しい」と喜ぶと同時に、「夜間学級を何度も訪れ。授業にも参加させてもらいました。自分たちにとって学校って何なんだろう、何のために勉強するんだろうということを、改めて考えさせられるきっかけになりました。夜間学級の皆さんにとても感謝しています」と話していました。

全国大会に参加したラジオドキュメント作品は全部で192作品。このうち40作品が準決勝に進出します。放送部の準決勝進出は4年連続です。毎年、先輩たちの実績をのりこえようと、がんばっています。

NHK杯全国大会での成績は以下の通りです。
 
61回大会 石本奈緒さん アナウンス部門入選
 
62回大会 ラジオ番組「男子×女子=∞」 ラジオドキュメント部門制作奨励賞
 
63回大会 ラジオ番組「みんなの選挙」  ラジオドキュメント部門入選
 
64回大会 ラジオ番組「今が青春」    ラジオドキュメント部門優良賞

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