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中学2019.03.21

ケニア料理講演会・料理体験(グローバルキャリア教育)開催

 316日(土)特別授業時間割中、グローバルキャリア教育の一環として、中学2年生特進コースを対象に、小林勉氏の講演と調理体験が行われました。


 小林氏は、元ケニア公邸料理人を4年間務め、現在はイタリア料理のシェフとして活躍しておられます。


  前半は小林氏の指導の下、トウモロコシ粉を湯で練ったケニアの主食「ウガリ」と、小麦粉の手打ちパスタ「ピーチ」を調理しました。両方とも穀物の粉からできた料理なのに、食感も味も全く違う「ウガリ」と「ピーチ」。モチモチとしてイタリアンレストランでも馴染みのある味のピーチに比べ、ポソポソして味の薄いウガリは、生徒たちにとっても初めての味で、中には口に合わない生徒もいました。 


 小林氏の、「文化が違えば料理の方向性も全く違う」「人は慣れ親しんだ味に近いものを、おいしいと感じる傾向にある。ケニアの人は逆に日本食をおいしくないと感じる人が多い」というお話に、一同納得でした。 


 後半は小林氏の豊富な海外経験をもとにした講演でした。生徒達が特に印象に残ったのは、小林氏が料理人の進路を選択した「料理を通して多くの人を笑顔にすること」という理由です。そして「料理人の仕事はおいしい料理を作ることではなく、食べた人を笑顔にすること」ということで、仕事に対する価値観を覆されるような衝撃を受けていました。


この調理体験と講演を通して、生徒達は普段できないような体験をし、とても楽しんでいました。講演が終わった後も、小林氏の周りでは興味を持った生徒たちの質問が尽きませんでした。

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