令和5年3月10日に本校の高校1年と高校2年の生徒が奈良市役所を訪問しました。市役所では、生徒達から令和4年度の人権HRの成果をプレゼンし、その後仲川市長との意見交換がありました。

　本校の人権HRでは課題解決型の学習に取り組んでいます。高校１年生は「在日外国人に関する諸問題」、高校2年生は「男女の性別による生きづらさ」について取り組みました。人権HRでは生徒達がグループに分かれ、1年を通して各問題を調査・分析し、議論を繰り返して解決策を探っていきます。今回の訪問では、市役所でのプレゼンを希望した生徒達13名が自分たちの考えた、解決策を市長と共生社会推進課の方にプレゼンしました。

　プレゼン後の意見交換会は、とても盛り上がりました。共生社会に向けた意見交換から始まり、徐々に内容は市政全般に移っていきました。生徒からの質問はさまざまな分野に及びましたが、市長が明快に答えて下さり生徒達の質問は止まりませんでした。気がつけば、予定を大幅に超えた1時間半もの長時間の意見交換会となりました。
　
　高校生からは実際に行政を担当する方々と、より良い社会の作り方に関して意見交換ができたことで、政治が身近なものに感じる機会となったとの感想もあり、今後の自分たちのキャリアを考える上でも参考になる良い経験になりました。