11月15日に開催された高校生 ICT Conference 2020 in サミット（主催：高校生 ICT Conference 実行委員会）で全国の高校生の代表に選ばれた数学研究部高校２年の大森美咲さんが、12月10日（木）に最終報告会に臨みました。

同じく全国の高校生の代表に選ばれた福岡県立門司学園高等学校の櫻井つぐみさんと共に、文科省、総務省、内閣府を訪れ今年度のＩＣＴカンファレンスの報告と高校生から政府への提言を行いました。

今回の提言では学校教育へＩＣＴ導入を積極的に進めるための施策を提案しました。地域・学校・教師のＩＣＴに関する理解度の差をなくすために、まずはＩＣＴの理解レベルを見える化するシステムが必要である。政府には、学習面での地域格差をなくすために丁寧なガイドラインで教師をサポートして欲しいといった内容でした。

文科省、総務省では、各省庁の幹部の方に対して提言を行いました。真摯に提言を聞いて下さり、活発な質疑応答がなされました。その後、話題は普段の高校生活にも及び、今後に向けての温かい応援の言葉も頂きました。

最後に訪れた内閣府では、「青少年インターネット環境の整備等に関する検討会」の冒頭で発表の機会を頂きました。会場は様々な省庁の幹部が集まり、さらにオンラインで日本各地の有識者の方が参加する緊迫した雰囲気でした。有識者の方からは、学校教育がＩＣＴの導入を進めれば、今以上に高校生の情報リテラシーも重要になる。その点はどの様に考えるかという鋭い質問がなされましたが、二人は高校生の日常生活の話を取り入れながら率直な意見を返していました。