帝塚山中学校・高等学校 校内ニュース・トピックス一覧

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全校2022.11.17

キャリア教育講演会【弁護士編】を実施しました

11月16日(水)、本校卒業生で、現役の弁護士の城之内大志先生にご講演いただきました。

◆弁護士になるには、どういうルートをたどるのか。
 ①法科大学院に進む ②予備試験を受験する
◆弁護士になる人は、大学でどのような生活を送るのか。
 法科大学院に進む人は2回生くらいから、予備試験を受験する人は1回生くらいから、それに向けた勉強を始める。
◆法科大学院では、どのような生活を送るのか。
 司法試験を受けるための毎日。朝から勉強漬けで毎日平均10時間ほどは勉強する。厳しい生活だった。そのころのクラスメイトは今でも仲が良い。
◆司法試験とは、どのようなものか。
 丸暗記の知識問題というよりは、思考力を問う論述問題が中心。
◆司法修習生の生活は、どんなものか。
 苦しい司法試験から解放され、憧れの仕事が目前となったとても楽しい毎日、人生で一番楽しかった。修習生にしかできない実務に触れながら、就職活動などを行う。
◆弁護士とは、どんな仕事か。
 民事事件と刑事事件の違い。弁護士の役割とは何か。弁護士の仕事のタイプの違い。弁護士(自分自身)の仕事や毎日。これからの弁護士に必要なものは、語学力や専門性や得意な興味のある分野を持つこと。

◆質問(この場でしかできない質問でもどうぞ)
 Q どれくらい勉強しましたか。
 A 1日10時間が目安。よく3000時間が目安と言われる。切磋琢磨する仲間が大切。
 
 Q 司法試験合格後の選択肢は?
 A 色々あるので、夢を広げてほしい。
 
 Q 大学の法学部から、法科大学院や司法試験を目指す人はどれくらいか?
 A いい質問。2~3割かな。

 Q 城之内先生の毎日はどんな感じですか?
 A 朝9時に事務所に出勤し、午後7時くらいまで働きます。

 Q おもしろかった事件や逆におもしろくなかった事件は何ですか?
 A その人のためになる仕事がやりがいがあるし、おもしろい。また、感謝してもらえるところにやりがいがある。その反対にやりがいを感じられないときもある(笑)。

 Q 事件をどれくらいかかえているのですか?
 A 30件くらいは普通で、多い人は100件くらいの人もいる。

 Q どんな弁護士を目指すのがお得ですか。
 A いい質問。自分の弁護士として活躍したい領域による。そのために調べて夢を広げてほしい。

〇最後に -弁護士になりたい人たちに-
 弁護士に必要な能力は、人の気持ちが分かることや人の話が聴けること。特に天才的な発想力よりも、普通のコミュニケーション能力が大事。法律に対する知識があるのは当然で、むしろそれ以外の幅広い専門性を持つのがいい弁護士だと思う。

貴重でこの場でしかできない話を聴かせていただきました。

 
トピックス写真1

写真① 講師の城之内大志先生

トピックス写真3

写真② 熱心に聞き入る生徒達

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